親方が伐木の資格を取って、チェーンソーを手に入れたので、ドキドキの初伐木に挑戦しました!

チェーンソーはSTIHLという世界シェアトップのドイツメーカーのものにしました。チェーンオイルは山のことを考えて植物性に。鉱物オイルの方が安いし手入れも楽だけど土壌にはあまりよろしくないということで。

初めの一本をどの木にするか悩んだ結果、傷ありで比較的切りやすそうな、直径約50センチ、長さ26mの杉を切ることにしました。いつも歩く場所にあって、傷口を見るたびに地震来たら倒れそう、と不安だったこともあり。

倒す方向を確認して、邪魔な紅葉をウィンチで引っ張り、退避場所を確認、全員ヘルメットをかぶって、いざスタート。

まずは受け口をカットしたら、反対側に追い口を切り、そこにくさびを入れます。

くさびを打っていくとピキっと音がして、

ざすっ!と倒れました〜(となるはずが、本当は切り込みが浅く、再度チェーンソーで追い口を切り込んでいる途中で倒れました・・・)予定通りの方向に倒れてひと安心。

切ってみると傷口の様子がよくわかります。触るとブヨブヨ。でも芯の赤身のところはしっかりしてました。ちなみに切り口はちょっと芯抜け(ささくれみたいな部分。売れる丸太の長さが短くなるからよくない)してしまいました。修行あるのみ。

先端から見るとこんな感じです。枝が折れて地面に刺さっているところもあったりして、木の強さというか暴れっぷりというか、怖さが身にしみる。。。

チャコはながーい「いっぽんばし」に大興奮!丸太の上を走ってました。

さて、倒木したら、枝を落として玉切り(3mくらいにカット)をしてゆきます。葉がらしと言って、葉っぱをつけたまま乾燥させる方法もあるけど、今回は車の通り道に倒したので、転がせる程度のサイズにカットしてしまいます。

先端は折れたのでよけて、ようやく終了!ここまで出来たらひとまず道の端に寄せておきました。水が抜けている季節と言え、丸太はめちゃめちゃ重くて、転がすのもひと苦労。

伐木をしてみると、切り倒すのはすぐだけど、枝を落として丸太にしていくのが結構手間だとわかりました。今の材木の値段を考えると切り捨て間伐をせざるを得ないという現実を実感。林道が整っていて、林業用機械を入れることができれば作業効率は全然違うんだろうけど。

とりあえずは、ウィンチと手作業で傷のある木とかかり木(枯れて隣の木に寄りかかってる木)を中心にコツコツ作業をしていきたいと思ってます!