山を買ってからというもの「自然の森ってなんだ?」とか、「ここが杉の植林地でなかったら、どんな山なんだろう?」とか、「どういう森づくりをしていけばいいんだろ?」とか、わからないことだらけで、いろいろと話を聞いたり本を読みあさっています。おかげですこーしずつ木や森のことがわかってきました。

参考にしてるのは、こんな本たち。手前は森系で奥は山暮らしハウツー本や小屋本です。(今回あんまり関係ないけど、小屋本も世界にどんな森があるのか参考になります)

色々読んでいると、人によって山や森への向き合い方が違っていてとても勉強になります。「押している木」(これを植えるといいよ、というオススメの木)もそれそれ違ったりして面白い。

さて、本題の「自然の森ってなんだ」って話ですが、植生学的には「現状のまま放っておいたら200〜300年後くらいにできるであろうその土地本来の森」のことだそうです。ちなみにそういう状態の森は日本だと森林の0.06%ほど。わお、そんなに少ないのか。(正確には標高の高いところなどを除いた照葉樹林帯での数字なので、余計少なく見えてます)

そこで、うちの山はどうなんだろうかと「日本植栽誌」というごっつい本をひもといて調べてみると、場所と標高から、うちの山は「シラカシ群集」という植生域に当たることがわかりました!早速、その群集に生える木を植物図鑑に書き出してみました。(おかみさん、保存版の本には書き込みがちです・・・)

今度はこの本を片手に山を歩き回って植生を調査。杉以外は何の木だかさっぱりわからない森だったけど、あたりがついたのでだいぶ見分けられるようになってきました。地味だけど、めっちゃ楽しいです。そして、リストの半分くらいの木を見つけることができました!植林地でも結構「自然の植生」があるもんなんですね。植物の生命力すごーい。

シロダモを見つけた時はちょっと感動しました。がんばって育てよ〜

さて、ようやっと「自然の森がどんなか」ということと、「うちの山がどれくらい自然の森なのか」ということが見えてきたので、今度は「どういう森にしていくか」を考えていきたいと思います!